「高校受験を受けるにあたって、睡眠時間はどれぐらいにしたらいいのかな?」というのは、多くの人が抱く疑問だと思います。
睡眠時間を1時間減らせば、勉強時間を1時間伸ばせるわけですからね。
特に、寸暇を惜しんで勉強したい受験生にとっては、重大な問題ですよね。
この記事では、睡眠時間に対する考え方を書いていきます。
まず、睡眠時間を削って勉強時間を捻出すべきかどうかについては、僕の意見はNOです。
やはり、充分な睡眠があってこそ、勉強効率も上がります。
中1、中2、中3と上がっていくにつれて、勉強時間を伸ばすのは構いませんが、睡眠時間は全く変えない方が良いと思います。
1日6時間も寝れば充分という人もいれば、8時間は寝たいという人もいます。睡眠時間は本当に個人差があります。
僕は、7〜8時間寝ますが、高校受験のときは睡眠時間を削ろうとしたことがありました。
そのときどうなったか、これから書いていきます。
高校受験を控えた中3の秋、受験勉強も追い込みに入っていく中、睡眠時間もかなり意識していました。
塾の先生から「灘高に合格するには、睡眠時間は5時間未満にせなあかんで。」と言われ、元々7〜8時間寝ていたのを、少しずつ短くしていくようにしていました。
2学期に入ってから2週間で30分ずつ短くしていき、11月には睡眠時間が5時間になるよう目指していました。
ところが、5時間半の睡眠時間で生活していた10月半ば頃になると、授業中はおろか、テスト時間中も睡魔に襲われ、問題を解くことに集中できなくなっていました。
例えば、現代文の読解問題を解くときも、文章を読むとウトウトしてきて、肝心の問題を解くのに必要な情報が頭に入ってきません。
もちろんテストの点数も伸びません。
一番よく覚えているのは、ある日の数学のテスト。
問題を解こうとしても頭が回らず、基本的な計算すらミスしてそうな気がする、そんな感覚でした。
結果、そのテストは41点。
他の灘高志望者は軒並み90点以上をとっているのにもかかわらず、です。
「僕はもう、灘高には合格できないんだろうか…」
そんな絶望感で頭の中がいっぱいになりました。
それと同時に、
「
」とも思いました。
勉強時間を増やして成績を伸ばすために睡眠時間を減らしたのに、結果として成績がガタ落ちしたわけですからね。
まさに本末転倒です。
そして、元の1日7~8時間寝る生活に戻し、1か月がたったころに受けた模試では、全国6位という結果を得ることができました!
やっぱり勉強って
なんだな、と実感しました。そしてそのまま好成績をキープし、灘高合格をつかむことができました。
睡眠時間は勉強時間を減らす要素と考えがちですが、それは間違いです。
なのです。
なので、いくら勉強する時間が欲しいからと言って、睡眠時間を削るのは、絶対に、やめましょう。