皆さんは、歴史に苦手意識を持っていませんか?
僕も、かつては歴史がとても苦手でした。
歴史用語や人物の名前が多く、なんとか暗記しようと頑張りましたが、いざ試験になるとどれがどれで誰が誰なのか分からなくなったり。記述式の問題は特に苦手だったのを憶えています。
志望校を目指すためにはこれではだめだと思い3年生の春から勉強の仕方を変えようと考えるようになりました。
成績が思うように上がらない理由について考えたのですが、闇雲に暗記しようとしてうまくいってないことに気づきました。
そのとき、明らかに効率が悪いと感じました。どう使えばいいのか分からない情報だけを頭に詰め込んで試験に臨んでも効果は上がりません。
それぞれの用語と歴史が対応するようにしないと意味がないのです。
つまり歴史のストーリーが分かっていないのに用語だけを詰め込んでも有効ではないということです。
あまり興味のない歴史の授業は退屈で一向に頭に入ってこないものですが、物語を読んでいるように捉えなおしてみると少し面白くなりました。
同級生が歴史の漫画を読んで役立てていたこともヒントになりました。歴史の事実を追ってストーリーを理解すれば、用語や人物はパズルのピースのようになっていきます。
英単語と同じように、どう使うのか分からない単語を機械的に覚える作業は退屈ですし効果的でもありません。
演習問題を土台にしながら必要な用語や人物の名前を覚えるように変えました。それ以外の時間はストーリーを覚えることに集中させました。
夏休みが終わるまではあまり効果がの程度が分からなかったのですが、夏休み明けの模試の点数が上がったのでこれいいんだという自信がつきました。
演習問題が中心だと効果がすぐ分かりますし、何のために暗記しているのかも明確なので辛さもいくらかは和らぎます。
これに過去問が加わるとさらに出題の傾向も分かるようになり、対応力も上がりました。
ストーリーを覚えることは歴史の勉強で最も重要なことだと思いますが、特に変わったのは記述式の問題でした。
前の勉強法だと、与えられた単語は知っていたとしてもストーリーが分からないから思うように書けなく、配点が高いのに正答率が上がらないということがほとんどででした。
しかし、ストーリーが頭に入っていることで記述式に対する苦手意識もなくなりました。
勉強法を変えたのですが、よく考えてみればやったのは基礎です。基礎の重要性がよく分かりましたね。歴史なのに物語が分からないのではどうにもなりません。
逆に基礎であるストーリーが分かればテスト全体の点数を上げることが可能になるのです。