高校受験の社会は大きく分けても、地理・歴史・公民と出題される分野が幅広いのでその対策に困った経験はあるのではないでしょうか?
社会は暗記科目と言われていますが、出題される内容によって難易度が大きく変わるのが公民です。
公民は、政治・経済・社会問題を主に扱う科目ではありますが、これらを体系づけて学習しないと中々得点に結びつきにくい分野でもあります。
ちなみに今年の大学入試センター試験では、新聞やニュースでも頻繁に取り上げられている経済のグローバル化への対応と地域経済統合に関する問題が出題されました。
予備校の見解によると、日ごろから時事的な問題に接していないと解答を導き出すのに困難であったであろうと分析結果が出ています。
公民は中学3年生になってから勉強しましたが、地理や歴史のように一縄筋に行かないというのが正直な感想でしたね。
高校受験対策では、ただひたすら教科書の内容を丸暗記しただけでは太刀打ちできません。
中学生の時、校内テストで地理や歴史のみが出題範囲だったときは平均90点前後取っていましたが、公民になってから60点台に落ち込んでしまいました。
これでは、志望している高校にも赤信号が点滅しかねない状況です。
公民も幅広いですがその中でも苦手だったのが、三権分立や法に関する分野でしたね。
参考書などを購入したものの、思うようには得点が伸びませんでした。
そこで活用したアイテムが新聞とニュースです。
新聞とニュースは、公民の学習にとっては最も適している教材で、実際に起きた時事的な問題が解説されているのです。
新聞やニュースを見る習慣をつけるようになってから、少しずつ苦手意識がなくなりました。
そのきっかけは、高校受験の時に発生した湾岸戦争がきっかけですね。
果たしてこの戦争が今後どのような展開で進んで行くのか、気になってしまい特集番組がある時はテレビに釘付けになっていましたよ。
その甲斐があったためか、新聞やニュースを読んでから公民の問題をやってみると、次第に解答できるようになりました。
それから、校内テストの成績も良くなり教科担当の先生からも褒めてもらえました。
最近は、中国とアメリカの貿易交渉が世界中の話題になっていますが、こんな時事的な事象が受験の問題としてピックアップされやすいのです。
社会科の科目でも教科書に記されている内容だけでは、具体的に事例が頭に浮かびにくいのが公民ですね。
特に上位校を目指している場合は、時事的な内容の暗記だけではなく、その問題の本質を論述できる社会的な思考力を付けたいものです。
私が通っていた母校では、社会科は校外模試でも上位校に入る常連で県内トップクラスの学校と同じようなレベルでした。
その理由には、校内テストで教科担当の先生が単なる記号選択の問題は一切出題しなかったのが理由にあるかもしれません。
必ずと言っていいほど、記述式の問題が出題されるので、新聞やニュースに接していないと解答が困難なのです。
なので、公民の受験対策は教科書だけでなく新聞やニュースにも目を通しながら対策することが必要不可欠ですね。