皆さんは社会の勉強で暗記をどうやればいいのか、悩んでいませんか?
社会はある程度暗記ができれば、確実な得点源にすることができます。
漢字の書き取りテストのように、知っているか知らないかだけの違い、つまり勉強しているかしていないかの差が点数に如実に出てくる科目であるとも言えます。
なので、努力が点数に出やすい科目とも言えますね。
ただ、覚えなければならない事柄が多くて、途中で息切れしやすいということも言えます。
歴史の場合であれば、年号を基準にした歴史年表の流れがあり、それぞれの項目に結びづけて周辺の事柄を記憶に定着させればうまくいきますよね。「頼朝、いい国、鎌倉幕府 1192年」という風に覚えていき、それに絡めて周辺知識を固めていけばいいわけです。
ところが地理の場合は、上で書いた歴史年表に当たるものがはっきりしていなくて、枝葉の事柄を結びつけるのがなかなかできなくて地理嫌いの学生が多く出てしまうんです。
地理の場合、歴史の年表に当たるのが、系統地理ということになります。
系統地理は地理の勉強の根本となる部分であり、その大半を占めています。
実際に、この系統地理を完璧にしておけば、地誌の分野はほとんど勉強することはありません。当然、各章の事柄は系統地理に結びづけて暗記するのは基本になりますが、それほど難しくはないです。
系統地理では、気候や各生産物のランキングなどを覚えてくことになり、その際は「なぜそうなるのか」を意識するようにしましょう。
以上の事柄が、高校受験、特に難関校の場合にとても重要になってきます。また、将来的に大学入試でも通用しますよ。
具体的な勉強法としては、まず志望校の地理の問題の該当ページを、1ページにつき4、5枚コピーします。
そしてコピーしたら、すぐ解答を見て、全部の答えを赤で書き込みます。
その「赤くなったプリント」が、目指すべき高得点を取れる“理想の答案”です。
そして、 声を出して何度も読みあげたり、 机や壁に貼ったりして、そっくりそのまま頭に入れましょう。
そして仕上げに、 即答できるようになったら、最初にコピーした「予備プリント」を使います。
大切なのは、過去問の作成者の狙いを、理解することです。
その意図が理解できれば、各地別の有名な産業や農作物を覚えていく時に、大切なことが何なのかが分かってきます。
そうでないと、暗記するだけになってしまいがちですが、いつも各拠点での内容を地球規模ではどうなのかということを自然に意識できるようになれば、地理の勉強方法が身についたと言えるのではないでしょうか。
皆さんもここで書いた勉強法を参考に、地理を得点源にできるように頑張ってくださいね。