Categories: 著者の体験談

一生忘れない、受験生活のどん底

正念場の2学期

暑い夏が終わって、気候的にも過ごしやすくなってきた2学期。

本格的に模試のシーズンに突入しました。

僕は9月から12月まで、毎月駿台模試を受けました。

中でも11月は、受験者数が最も多くなると予想されていたことから、この11月の試験に照準を合わせて勉強を進めていきました。

この頃になると、塾の授業も問題演習が中心になっていました。

また、塾の先生からは、「睡眠時間を削ってでも、勉強時間を捻出するように」と言われるようになりました。

特に、灘のような難関校を受験する場合は、「1日5時間しか寝てはいけない」という先生もいました。

今の時代となっては、こういうやり方はかえって非効率(睡眠時間を削ることで脳の働きが悪くなり、勉強の効率が下がる)というふうに考える人が多いかなと思いますが、当時の僕は、1日5時間睡眠を実現できるよう、少しずつ睡眠時間を短くするようにしていました。

元々毎日7時間ぐらい寝ていたのですが、2週間ごとに30分ずつ、少なくしていきました。

10月下旬になると、毎日の睡眠時間は5時間半で生活していました。

受験勉強で最大の挫折

10月下旬、ある日駿台模試の過去問を塾で解いていたときのことです。

本番の試験通りに制限時間をつけて問題を解いているのに、やたら眠い。

現代文の文章を読んでいても、眠すぎて内容が頭に入ってこない。

数学でも、そのテストは難問揃いに感じる。

そんな状態でした。

このときに限らず、学校にいても、通学の行き帰りも、ずっと眠い状態が続いていました。

自転車で学校に通学するときも、たまにふらふらして歩行者にぶつかりかけたり、結構危ない状態でした。

先ほどのテストの話に戻ると、数学の点数は、周りの塾生が軒並み100点近い点数を取る中、僕は41点でした。

このままではまずい、僕には毎日5時間睡眠の生活は無理だ、と思いました。

結局、10月の駿台模試本番も散々な結果でしたが、睡眠時間は7〜8時間の生活に戻しました。

そして、11月

睡眠時間を削るのをやめたこともあり、勉強への集中力が増していることを実感していました。

そして迎えた11月の駿台模試。

この記事の冒頭で、最も大事な模試だと位置づけていたと書きましたが、その模試で全国6位

自分のやり方はこれでいいんだ、と確信しました。

そして、時は過ぎ、中学生活最後の冬休みが来ました。

中学生活最後の冬休み

冬休みになると、塾では灘高の過去問演習が始まりました。

塾の中3の実力テストは灘高入試よりも難しい問題ばかりだったので、過去問自体はそれほど難しいとは感じませんでしたが、それでも解ける気がしない問題はちらほらありました。

そんな中でも、合格最低点は越えることができていたので、まあ全問まじめに取り組む必要はないんだな、と開き直っていました。

そうこうしているうちに、年が明けました。

3学期が始まってから受験が終わるまで、僕は学校へは行かず、家で勉強をしていました。

これも例のごとく塾の先生の指示でしたが、周りの塾生を見ると、普通に学校に行って、夕方に塾に来る、という子も多かったように思います。

灘高の過去問や、その他の学校の最新の入試問題の演習を繰り返しながら、2月、とうとう本番がやって来ます。

たかぽん

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