化学反応式の勉強方法

化学反応式は、化学の基礎!

中学の理科で化学を習い始めるとほどなくして出てくるのが、化学反応式

何だか数学の方程式みたいですが、慣れないうちは手こずる人も多いのではないでしょうか?

でも、化学反応式を攻略できないと、化学の問題がなかなか解けなくなってしまいます。

なるべく早く身につけるようにしたいですね。

化学反応式は、暗記してしまうほど何度も書く!

先ほど化学反応式は数学の方程式に似ていると書きましたが、数学の方程式と違うのは、問題が変わっても化学反応式は一緒ということです。

例えば、炭素と酸素から二酸化炭素ができるという反応は、

C + O2 → CO2

と書きますよね。

そして、炭素はC、酸素はO2、二酸化炭素はCO2ということは、常に変わりません。

数学の方程式の場合、

x + 1 = 2

という問題もあれば、

x + 2 = 2

という問題もあります。

でも、化学反応式の場合は

C + O2 → CO2

というのは常に変わらず、

C2 + 4O → 2CO2

などとなることはありません。

つまり、各分子にかかる係数も常に変わらないので、

同じ化学反応であれば化学反応式の書き方は一つです。

入試に出る化学反応式も有限なので、

問題に出る化学反応式を繰り返し書いて練習しておけば、テストで必ず点数を取ることができます。

しかも、繰り返し書いて練習するうちに、自然と覚えていってしまうことも多いと思います。

ただ僕は、化学反応式をまとめたプリントとにらめっこして頑張って覚えようとしても、なかなか覚えられませんでした。

その結果、テストでも大問1問目の「化学反応式を書け。」という問題が解けないんですね。

で、その問題が解けないので、それ以降の、化学反応式をもとに計算して答えを出す問題も解けませんでした。

なので、理科のテストで化学で点が稼げずに足を引っ張るということが最初は多かったです。

でも、プリントを見て「覚える」ことをやめて、化学の問題を見て解説を読んで、というのを繰り返すうちに自然に化学反応式を覚えられるようになったんです。

要は、化学反応式だけではなくて問題でセットになって出てくる「〜が〜モルのとき、〜は何モルか」みたいな問題の解き方もセットで理解することで、化学反応式に対するイメージもわきやすくなります。

先ほど上で書いた例では、炭素原子と酸素分子は1対1で反応して、同じモル数の二酸化炭素ができるんだな、ということが、化学反応式を見ながらというよりはむしろ、計算問題を何回か繰り返し解くことで自然に覚えていくことができます。

化学反応式を何回書いても、係数が覚えられない、という人は、一度化学反応式を覚えるのはやめて、計算問題だけを解くようにすると良いと思います。

ある程度繰り返し練習すれば、化学は確実に得点源にすることができるので、問題集などを使って頑張って勉強していきましょう。