英語の単語帳は辞書として使う

単語帳の選び方

前の記事で、単語を覚える前に文法の問題をたくさん解いた方が良いと書きましたが、単語帳は絶対に買ってはいけない!というわけではありません。

単語帳で覚えるのが退屈でない人は、単語帳で勉強するのもアリですよ。

なかなか文章で出てこない単語を覚えるには、単語帳が一番だと思います。

入試問題でも、長文中に出てきた単語の意味を問う問題が出ます。

その単語を知らなくても、文章を読んで意味を類推できれば解ける問題が多いですが、最初から単語の意味を知っていれば楽勝ですからね。

僕のおすすめは、「高校入試 でる順ターゲット 中学英単語1800」「高校入試でる順ターゲット 中学英熟語380」(旺文社)ですね。

最初は文章中によく出てくる単語から始まって、だんだん見る頻度が少ない単語が出てくるという順番が勉強しやすいと思います。

また、巻頭に前置詞のまとめ表などもあるので、知識整理にも使いやすいですね。

単語帳のもう一つの使い方

あと、単語帳は辞書(英和辞典)代わりにも使えますね。

辞書を買ってくださいと言われると思うのですが、辞書って分厚すぎて、単語を探すだけでも大変ですよね。

単語の意味が知りたくて辞書を引いているはずなのに、単語のページにたどり着いただけで疲れてしまう、ってことよくありますよね。

単語のページにたどり着いても色々な意味が書いてあったり、説明が詳しいので、自分が今読んでいる文章中の意味にあたるのはどれなのか、探すのも大変だったりしますよね。

僕も中学生の頃よくそんなことを感じていました。

そんな時に、単語帳の索引を使って調べると、すぐにページにたどり着けて、意味もシンプルに、かつ入試に必要なことだけ、書かれているので、すぐに理解できてテストの得点につながる、ということになります。

実際僕も、中1の頃は分からない単語が出てきたら、単語帳を使って調べていました。

そうすると、その単語がどれぐらいの頻度で入試に出るものなのかも分かります。

たまに、単語帳で調べても出てこない単語もありましたが、「この単語は入試ではあまり出ないみたいだから、今すぐ覚えなくてもいいか」というように、覚える単語の優先順位付けができました。

そして、単語帳を使って調べているうちに、その単語帳に載っている単語がほぼ覚えられているという状態になります。

実際に僕も、単語帳とにらめっこして単語を覚えようとしなくても、いつのまにか単語帳に載っている単語が頭に入っていたので、テストでも楽に高得点がとれるようになりました。

このように、覚える単語の出現頻度がわかったり、いつのまにかその本に載っている単語が覚えられている、というのは、辞書を使った場合はなかなかできないですよね。

ある程度英語に慣れてきたら辞書を使ってもいいと思いますが、中学1年の人とか、英語に苦手意識がある人は単語帳を辞書代わりに使うと良いと思いますよ。