国語のテストのメインとなる部分と言えば、現代文読解ですよね。
現代文は苦手意識があって、勉強してもなかなか点数が伸びない・・・と思っていませんか?
僕自身も、現代文の試験になると問題を解くのに時間がかかってしまい、いつも時間ギリギリになってしまっていました。
今回はそんな現代文の苦手意識を少しでも取り除く勉強方法・考え方を紹介します。
長文読解は「読書」ではない!
テストで使用される現代文の文章は、小説、随筆、論説文などから一部が抜粋されることが多いです。
一冊の小説を始めから最後まで読めばストーリーが理解できますが、抜粋されているものの場合は、どうしても理解しにくい部分が出てきます。
出題者側もそれを踏まえた上で作問をするのですが、ここに現代文の力をアップさせるヒントが隠されています。
つまり、抜粋された部分からわかることしか問題に出されないということです。
当然と言えば当然ですが、では抜粋された部分からわかることはどういうことかというと、そのヒントは問題にあります。
文章の後に問題として問われるものは全て抜粋された部分から答えを導き出すことができることなのです。
こういう形式に慣れるためには、本を読むことも効果があるかもしれませんが、問題集でより多い問題を経験することが現代文の成績アップの近道です。
設問を見てから文章を読もう!
テストで出される文章は抜粋されたものであることを理解したら、問題の解き方も工夫していく必要があります。
読解しなければならない文章を読んでから解く、という方法を取らずに、まず最初に問題文の後にある問いの内容を確認しましょう。
例えば、「この時主人公は○○が△△だと思ったが、それはなぜか答えよ」という問いがあったとします。
その問いがあるということは、主人公が○○が△△だと思った理由が問題文中に存在するということです。
どういう事を問われるか?を知らずにまず長文を読むより、問われる内容を知った上で、長文を読む方が、その文章の注意しなければならない点について気をつけながら読むことができますよね。
そういうわけで、問題集を解く時には常に問いの内容を先に読み、それを頭に入れて長文を読み始める、という解き方で勉強しました。
また、一度やった問題は二度とやらず、より多くのタイプの文章をその方法で解きました。
このような勉強法で、問いの内容を頭に入れて長文を読んでいるうちに、答えが見えてくるようになりました。
つまり、考えなくても問われている内容が長文の中に見えるようになったのです。
解答にかかる時間もかなり短縮できるようになり、時間的な余裕を持って解答の見直しなどができるようになりました。
現代文を得点源にするために
現代文の点数が伸びない人の中には、もしかすると解き方のコツをつかんでいないだけであって、現代文の問題を解く力はあるのかもしれませんよ。
是非一度、現代文の問題を解く時に今回紹介した勉強方法を実践してみてくださいね。