地理の勉強法の王道

中学3年の春ごろ、どうにも地理の成績が上がらず悩みました。

机には毎日向かっているのですが、思うように成績は伸びません。そこで自分なりに勉強の仕方を工夫してみようと考え、何が間違っていたのか、どうやったらよくなるのか考え改善することで成績アップに繋げ志望校へ合格した話をしたいと思います。

自分の弱点を知る

何が足りないのか自分なりに考えてみると、点数の良くとれている部分とそうでない部分とにはっきりと分かれている点に気づきました。

点数の良い部分は丸暗記でどうにかなる部分で、点数の悪い部分は地形図、統計資料、写真を用いた問題でした。

その二つの分野の何が違うのか考えてみたのですが、地形図、統計資料、写真を用いる問題には機械的な丸暗記では対応しきれないということが分かったんです。

こうした問題は、まず地形図、統計資料、写真を読み解く力が必要とされます。何が示されていて、出題者がどのような点について考えさせたいのかです。

つまり、地理でも読解力が必要とされるということが分かりました。そして、暗記でなんでもこなしてしまおうと強引に勉強していたことにも気づいたのです。

なんとなくテキストや、先生から重要だと言われる部分を暗記して試験に臨んでいました。この「なんとなく」をやめたのです。

まだ夏前であったこともあり、夏休みにはもう一度基礎固めからやり直すことに決めました。

3年生の夏ともなると夏期講習では実践的な演習が多く、結果が早く欲しい焦りもあるのでどうしてもそういった分かりやすく点数に直結しそうな勉強ばかりをしてしまいがちですが、基礎が最も重要です。

また、地理は特に後回しにされがちなので、合否を左右するような微妙なタイミングで大きく差になりやすい教科でもあります。

夏は夏期講習に通いながら、家では基礎固めに取り組みました。夏休みの始めは自分でも半信半疑だったのですが、夏休みの半ばを過ぎた辺りからその効果を少しづつ感じ始めました。

基礎固めといっても以前に勉強したことなので、全く知らないということではありません。ただ整理されていなかったということです。

知識が正しく整理されると、必要な時に正しくそれを取り出して当てはめることができるようになります。

夏休みが終わるころには力がついてきたことを実感しました。その直後の模試でも結果が出てさらに自信がついたのも大きいです。

演習問題を中心とした基礎固めと、地形図、統計資料、写真を読み解く力をつけること。これにより成績をあげることができました。