中学2年生の1学期

中2の春

学年が上がっても、生活自体はそんなに変化はありませんでした。

塾では、理科の授業が始まりました。

中1までは英語・数学・国語の3科目のみだったのです。

ということで、中1の間は理科は学校のみで、定期テストの勉強はしていたものの、あんまり身についている感じはありませんでした。

それから、高校の数学(東京出版)を読み始めたのも中2になった時からでした。

問題は毎月全部解いていたわけではなく、講義を読んだり、スタンダード演習を解いたりと、基本的な部分のみやっていた感じでした。

「学力コンテスト」や「高数オリンピック」なんて、当時の僕には難しすぎです(笑)

理科が加わった塾の実力テストも、上位をキープし、コツコツと勉強を続けていました。

やはり夢中だったのは・・・

通っていたスイミングスクールで、中1の終わりに50m自由形のタイムを一気に縮め、筋トレ(と好きな人)に夢中になっていました。

6月、スイミングスクール内の大会がありました。

学年別でレースを行うのですが、小学校4年でこの大会に出たとき、持ちタイム(それまでの自己ベスト)はダントツの1位だったのに、レース本番に緊張しすぎて力を発揮できず、2位に終わったという苦い思い出がありました。

そのときのリベンジを心に誓い、レースにのぞみました。

本番も、小4の時のようには緊張しすぎず、自分の力を出し切れた手ごたえがありました。

ゴールでタッチして、横のコースを見ると、他の選手がタッチしようとしているのが見えました。

自分が優勝したことを、確信した瞬間でした。

レースが終わり、控え場所に戻ると、これまでの苦労が思い出されて、涙が止まりませんでした。

努力して壁を乗り越えることの喜びをひしひしと実感しました。

受験でもリベンジを果たして、同じような嬉し涙を流したい、そう思えた瞬間でした。

趣味の水泳